東京大学 文系 世界史

 大問三問。一は長い論述が一つ、二は短い論述が数題、三は知識を問う問題。

 一は用語と大きなテーマが与えられます。用語を組み立てながらテーマにそって整理し、比較・対照を加えてテーマの要求に答えるように考察し、構成を考えて書き落とします。その分野・テーマに明るいかどうかがまず分かれ目になりますから、教科書を縦横に読み込んで多角的に歴史をとらえておきましょう。

 二も同じ手続きを踏みますが、必要な用語は自分で用意しなければなりません。行数は短く(2行程度)て内容は東大受験生には平易でしょう。

 三は、中にはとても細かい知識が出題される場合もあります。全部書けなくとも良いでしょう。(筆者の時にはイエスの弟子の名前を書かせる問題がありました。)

 過去問を古いものにさかのぼって集めて、検討することはとても有効です。また、用語集や有斐閣の解説書などをいつも参考にして出来ごとのの歴史的な背景や意味、流れをいつも意識して学習を進めましょう。

 2科で150分、120点。 30点分は最低限必要でしょう。